| 国名
正式名称は、スペイン語で、Republica del Paraguay(レプーブリカ・デル・パラグアイ)。通称は、Paraguay。
公式の英語表記は、Republic of Paraguay(リパブリック・オブ・パラグアイ)。通称は、Paraguay。日本語の表記は、パラグアイ共和国。通称は、パラグアイ。パラグワイとも表記される。
歴史
16世紀初頭、セバスティアン・ガボットが渡来した。
1537年:アスンシオンの建設スペイン領となる。スペイン王の命令による、ラプラタ川からペルーへの陸路を探しかつポルトガルの領土拡張に対する防塞建設のための遠征の結果だった。
17世紀以降、イエズス会宣教師による先住民への布教活動が、農業活動なども含めて活発に展開された。
1617年:アスンシオンを中心とする総督領から、ブエノスアイレスを中心とするラプラタ総督領・トゥクマンを中心とするトゥクマン総督領が分離する。
1811年:アルゼンチンの独立運動に呼応して、共和国として独立を宣言した。
1861年:アスンシオンに鉄道が開通。
1864年〜1870年:パラグアイ戦争(三国同盟戦争)。ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイの同盟軍に敗れ国土の4分の1にあたる14万km2
、成人男子の3分の2以上(9割とも言われる)を失い、以後50年に渡り国勢は停滞する。
1932年〜1935年:チャコ戦争。対ボリビア戦で勝利。軍部が実権を握る。
1954年:クーデターでストロエスネル政権誕生。以後30年以上独裁政権が続く。インディオ少数民族の殺害、反政府運動の弾圧。一時、アメリカから経済制裁を受ける。
1989年2月:エトロエスネル失脚。クーデターでロドリゲス将軍臨時大統領に、民主化政策を採る。
1993年5月:フアン カルロス・ワスモシ (Juan Carlos Wasmosy) 大統領就任。39年ぶりに文民大統領が誕生した。
1996年4月:大統領が軍実力者リノ・オビエド (Lino Oviedo) を解任、6月オビエド逮捕
1998年8月:オビエド派であるラウル・クーバス (Raul Cubas) 大統領就任、同月大統領権限でオビエドを釈放
1999年3月:ルイス・マリア・アルガーニャ (Luis Maria Argana) 副大統領暗殺。オビエド、クバス大統領亡命
同月:ルイス・ゴンサレス・マキ (Luis Gonzalez Macchi) 大統領就任
2000年5月:クーデター未遂事件
2003年4月:ニカノル・ドゥアルテ・フルートス (Nicanor Duarte Frutos) 大統領就任
政治
国家元首である大統領は、行政府の長として実権を有する。任期は5年で再選禁止。選挙は、大統領候補と副大統領候補がそれぞれペアとなり立候補し、国民は直接選挙により数組の中から1組を選出する。大統領が死亡や罷免により欠ける場合は、副大統領が大統領に昇格し、残りの任期を務める。首相職はなく、大統領が閣議を主宰する。
議会は、両院制。上院は全45議席を全国区で選出、代議院(下院)は全80議席を県単位の18選挙区に分けて選出する。両院とも議員の任期は5年で、大統領選挙と同日選挙される。前回投票は、2003年4月27日に行われ、政党別の獲得議席数は、以下の通り。
上院
国民共和協会(通称、コロラド党) 16
真正急進自由党 (PLRA) 12
Movimiento Union Nacional de Colorados Eticos (UNACE) 7
Movimiento Patria Querida (MPQ) 7
Partido Pais Solidario (PPS) 2
国民会合党 (PEN) 1
代議院(下院)
国民共和協会(通称、コロラド党) 37
真正急進自由党 (PLRA) 21
Movimiento Union Nacional de Colorados Eticos (UNACE) 10
Movimiento Patria Querida (MPQ) 10
Partido Pais Solidario (PPS) 2
地理
都市人口率:50.3%(2000年度)
パラグアイ川
パラナ川
ピルコマジョ川
アパ川
イグアス川
経済
メルコスール加盟国の一カ国。
産業
大豆、小麦、農畜、電力が主。
エネルギー : 水力発電99.9%(2002年時点) - イタイプダム(ブラジルとの共同開発)、ジャスレタダム(アルゼンチンとの共同開発)
鉱業
パラグアイの鉱業はまったく未開発の状態にある。長年月にわたり、ごく小規模な鉄鉱床を除けばパラグアイには鉱物資源がほとんど存在しないと考えられてきた。鉄鉱石の採掘は古くはパラグアイ戦争以前から続いていたが、1990年に至っても鉱業セクターはパラグアイのGDPのわずか0.5%を占めるに過ぎない。状況が変わったのは1990年代に入ってからである。南西部のエンカルナシオンで埋蔵量3億トンに達する鉄鉱床が見つかったからだ。しかしながら品位が35%と低いため、パラグアイの鉱業を活性化するには至っていない。
国民
パラグアイ人の90%以上が、日本人と同じモンゴロイド系であるグアラニー族などのインディオとスペイン人との間の混血(メスティーソ)である。これは、パラグアイの初代国家元首ホセ・フランシアが政策的に異人種間の通婚を推奨・強制したためである。そのためパラグアイ人は「グアラニー」の血を引くことを誇りに思っていて、小柄で、アジア的な風貌の人も少なくない。
スペイン語、グアラニー語が公用語であり、90%以上が両言語を話す。 宗教はローマカトリック90%だが、宗教選択は自由である。
出生率:31.3‰(1995年度から2000年度)
死亡率:5.4‰
人口増加率:2.3% (projected 1999-2015, UNDP)
文化
パラグアイ人は、好んでテレレを飲む。これはマテ茶の一種で、肉食のパラグアイ人は血圧を下げるためや発汗作用の為に飲んでいる。原住民から受け継がれてきた飲み物。
パラグアイ国内の世界遺産には、1993年に文化遺産に登録されたラ・サンティシマ・トリニダード・デ・パラナとヘスース・デ・タバランゲのイエズス会伝道施設群がある。
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